アイドルマスターsideM 3周年によせて

 もうまもなく幣事務所が三年を迎えようとしている。それはつまり私が315プロのプロデューサーとなってから丸々三年がたったということでもある。
 三年、思い出にするにははやすぎたけれど最近と呼ぶには遠すぎる。そんな中途半端な数字ではあるが、どうせなので振り返ってみたい。ほら、「3」15プロだし。

 

 そもそも私がSideMをはじめたきっかけはとにかく「Jupiterと会いたい!」というそんな思いからだった。
 わたしがアイドルマスターを知ったのは2が発売されたころだ。
 わたしは当時からJupiterのことが好きだった。だいすきな765の女の子に負けないぐらい魅力的な男の子たち。当時はまだ今ほど男性アイドルものが少なかったこともあって、「彼らのことを知りたい!」と思うのにそう時間はかからなかった。
 けれど彼らのことを知ろうとするほどあのころの彼らの状況が目に入った。動画サイトで検索することすら怖かった時期もある。コメント欄なんてひとつも見たくなかった。もうめちゃくちゃ腹立たしかったり泣きたかったりで、でも何もできない自分がいやで、あのころはまぁーつらかった。
 でも、少しずつ風向きは変わる。アニメにでてコミカライズも出て劇場版にだって出て。少しずつJupiterにたいする風はやわらかいものになった。アニメで冬馬みたとき、うれしすぎて友達に泣きながら電話したりもした。
 そんな中でSideMが、男性版アイドルマスターが始まることになって、そこに彼らもいて。事前登録をものすごい早さでした。そしたら半年メンテが待ってた。懐かしい。
  

 半年待って、ようやく扉を開いた315プロは思ってたよりもよく言えば懐が深い、悪く言えばトンチキな事務所だった。初めてのイベントで元医者がキャスターつきの椅子で滑ってくるなんて誰が思うよ。スパノヴァ大好きだけど。
 でも変わっているけど、みんなまっすぐでいい子たちばかりで、私は気づいたらWの担当プロデューサーになっていた。アイドルオーディションでがんばる姿に私は間違いなく勇気付けられたから。泣きながら走ってうちにきてくれた享介は今でも宝物です。
 みんな魅力的で、イベントのたびに新しい面を見せてくれてそのたびにみんなのことが好きになって、わくわくしながらプロデュースしたのも一年目だけれど同じぐらい悔しかったのも一年目だった。
 今でこそ「サービス終了すんじゃないかって思ってたよね」と笑いながらいえるけど、あのころは冗談めかしていっていた「終了」の二文字が首筋の後ろを常に掠めてた。こんなにみんな素敵なアイドルなのに、他の事務所とは何が違うんだろうとしょんぼりしたこともあった。楽しくなかったときだってなかったとはいえない。
 それでもわたしは315プロのプロデューサーであることをやめられなかった。Wが「監督!!」って読んでくれる限りは監督でいたいし、何よりJupiterがそこにいる限りはそばにいてあげたいと思った。あの時なにもできなかったから、せめて。

 

 そんな中迎えた第一回理由生。
 そう、DRAMATIC STARSに声がついた日。
 あのときの感情は手持ちの辞書全部使っても言い合わせるものじゃない。声が!!ついた!!!すごい!!輝が、翼が、桜庭先生がしゃべってる!!!!!!
 しかもCDも出すんだって。ドラスタだけじゃなくてJupiterも。おーい!!全世界みてるかー!!声がついたらやるとかぬかしてたやつ、見てるかー!!!!!!

 それからはとんとん拍子、とはいかなかったけれどそれでも順調に声がついた。 Wが話した日はもうーうれしかった!!!
 これは不思議なことなんだけど、初めて聞いた声なのに「知ってる!!!!」ってめちゃくちゃ思った。私が聞いてた悠介と享介の声そのものだった。一年半、ずっと一緒に走っていたあの子達の声を私はずっと聞いてた。

 そこまでで声がついていた子たちだけになったけど。ファーストライブもやることになった。現地はご用意されませんでした。
 でもライビュ会場に行ってびっくりした。うわ、SideMすきな人ってこんなにいるの!?もちろん誘われてって人もいただろうけど、でもそれを差し引いてもびっくりした。
 ライブはねー!!すごかった。円盤出てるので見てないひとはぜひ見てください。
 315プロはそこにあった。ああ私はこの瞬間のために315プロにいたのかもなってひしひしと思った。何よりJupiterに、Jupiterの大事な友人である三人に、この光景を見せてあげられた。エナメルグリーンのライトでいっぱいのステージ。もう何年もかかってしまったけれど、そこでようやくわたしの中のJupiterに対する負い目のようなものが清算できたと思う。何もできなくてごめんね、ずっとそこにいてくれてありがとう。

 二年目は一年目よりもずっと楽しいものだった。

 新人もはいってきて、総勢15ユニットの大所帯となった315プロは気づけばいろんな声であふれていた。通勤中で一周できたプレイリストはかなりの長さになった。
 ローテーションは謎なままだけど、イベントの掘り下げも去年より圧倒的に増えた。Wに関してはイベントがくるたびにはらはらすることが多くて、なんだか半年ぐらいずっと心配してた。でもその心配の分だけ、悠介も享介も大きくなったね。
 2周年のアニバーサリーCDも「アイドル!!!!!」を押し出したものですごくよかったし、ソロシリーズが始まると聞いたときには腰抜かした。えー!全員分出るの!!曲数やばい!!!CDたくさん出る!!!

 そして何より二年目の集大成、セカンドライブ。
 記憶吹っ飛びすぎて早く円盤でてくれないと「すごかった」しかいえないんですけど、それでもアニメ化発表の瞬間だけはこの先も忘れないだろうなと思う。
 流れ出すPV、とりあえずドアラにあわせてコールするP、見たこともないドラスタのイラスト、アニメ化決定の文字。
 うれしいだけの悲鳴ではなかっただろうなと思います。不安と心配と「大きなコンテンツになる」という寂しさと。あのときあの発表を見た人のぶんだけいろんな重いがある。
 わたしも正直、自分がうれしかったのか不安だったのかはいまでもわからない。でもどうしようもなく安心したし、ここまであの子達の手を離さないでよかったと心底思えた。ぼろぼろに泣き崩れて、涙をぬぐう余裕なんてなくて、挨拶を聞かなきゃペンラの色を変えなきゃと思うのに。手がみっともないぐらい動かなかった。
 最後のBeyond the dreamの歌詞を聴くとまた泣けてきて、去年のリベンジといわんばかりに背中合わせで立つという動きを成功させたWの姿にできるなら膝を折って泣きたかった。

 アニメになる、という現実は正直まだぴんときてない。本当に動くの?うそでしょ??正直、この前のWのキービジュアルの発表だけでも泣いてしまったので、動いたりしたら息がとまるかもしれない。
 アニメの出来とか、アプリの出来とか、そんなものは実際にきてみないとわからない。だから余計な心配は今はやめておこう。でも、あんまりいままでSideMに興味のなかった人が入りやすい場所になればいいなとおもう。

 一年目の私がどんなに頑張っても見向きもしなかった人が「すごいね!アイドルっていいね!」といってくれたらこんなにプロデューサーとしてうれしいこともないだろう。私たちが三年、手塩にかけて育ててきたアイドルが自慢できる、またとない機会がやっときたのだ。

 コンテンツとして大きくなることへの心配はなくもない。それに伴う問題もでるだろう。でも私は知っている。私たちの自慢のアイドルたちはちょっとやそっとの困難で負けるような子たちではない。もし、負けるとしたらそれはきっと私のほうだ。
 だから悠介、享介。もしも私が負けそうになったら思いっきり背中をたたいてね。それできっとわたしの背筋はまた伸びる。苦しいときでも背筋伸ばせって教えてくれたのは君たちだ。
 
 一年目、二年目。そして三年目。315プロはいよいよ飛躍のときを迎えようとしている。
 セカンドライブの最後の挨拶で、硲先生役の伊東さんが泣きまくるPに対してこんなことを言った。
「何人か泣いている子もいるね。顔をあげなさい。何を泣くことがあるんだ。これからゲームにアニメ、楽しいことがたくさんじゃないか」
 そう、楽しいことがたくさんある。泣いている暇も不安に思っている暇もプロデューサーにはない。アイドルたちがそこにいる限り、顔を上げて背筋を伸ばして、行こう、夢の先の、最高の未来まで!

THE IDOLM@STER SideM「Beyond The Dream」視聴動画 - YouTube


 

満遍なく話したかったけど愛が爆発したのでアイドルマスターSideMの話をします

この記事はしきさん主催「オタク楽しい」の参加エントリとなります。

www.adventar.org

 

12月となり、いよいよ各ソーシャルゲームではクリスマスイベントという名前の限定ガシャ祭りが始まる気配がしますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

私はと言えば、つい昨日まで推しの初上位SRイベントを突っ走っておりました。走り終わったら今度は担当のイベが始まりました。なんでや!!

今日はそんな全力疾走中のプロデューサーによる、幣事務所、315プロダクションの長々としたCMになります。
「そんな長々としたダイマ見てる暇ねぇわ!!」という時間がない方のためにとりあえず要点だけ言うと男性版アイドルマスターがめっちゃ素晴らしいっていう話です。

 

■そもそもアイドルマスターとは何ぞや

簡単にいえば「アイドル育成ゲーム」です。
その歴史は長く、アーケード版(まだゲーセンにあるところもある)から始まり、今年で11年目になります。
そのコンテンツはアーケードやコンシューマに収まらず、ソーシャルゲーム、CD、ライブと多岐にわたっています。つい先日もPlaystationVRによる配信も始まり、これはVRライブワンチャンあるのでは……?

またアイマスというコンテンツの大きな特徴として「自分たちはプロデューサーである」というものがあります。ただファンとして外部から支えるのではなく、共に仕事をする仲間としてアイドルたちは「プロデューサー!」と彼女ら彼らなりの信頼と親愛を向けてくれます。

さて、そんなアイドルマスターのコンテンツですが、大きく分けるとこのようになります。

THE IDOLM@STER
プロデューサーさん!アイマスですよ!アイマス
アーケード版からスタートしたのが765(ナムコ)プロダクションの面々を主役とするシリーズです。Xbox版、PS3版、そしてアニメ、劇場版を経て今年はPS4で新作も発売されました。アイドル達を影から支え、トップを目指していくというスタンスはここからスタートしました。

アイドルマスターシンデレラガールズ
通称「モバマス」「デレマス」100人を超えるアイドル達が登場するするソーシャルゲームです。こちらもアニメ化されましたが、何せ100人以上いるのでまだまだ声と出会えていないアイドル達もたくさんいます。アニメしか見ていなかった、という方もぜひ一度触れてみてほしいです。

アイドルマスターミリオンライブ
こちらもソーシャルゲームです。コンセプトは「笑って、悩んで、アイドルたちは、もっと輝く――私たちと、このステージで夢を叶えて下さい!」765プロライブ劇場を舞台に765プロダクション、そしてここでしか出会えないアイドル達と駆け抜けていく、モバマスとはまた違うソーシャルゲームです。

アイドルマスター Dearly Stars
DS用ゲームとして発売されました。舞台は876プロダクション。これまではプロデューサー視点で描かれていたのですが、今作では主人公であるアイドル達の視点から描かれます。この作品に関しては後ほど少しまた触れたいと思います。

アイドルマスタースターライトステージ
モバマスから派生した音楽ゲーム。PVモードの技術が単純にすごい。中居くんが「おーねがいシンデレラ―!」と歌ったり、中居くんが実装されたりするなんてまさか思ってもいなかった。

アイドルマスターSideM
そして今回の本題となるのがこちら、SideM。
コンセプトは「医者!フリーター!自衛官!理由(ワケ)あって、アイドル!」
舞台となるのは315(サイコー)プロダクション。所属しているアイドル達には全員、アイドルとなって叶えたい「理由」があります。
そんな「理由」を抱えた彼らが彼らなりに「アイドル」とどう向き合い、どう成長していくのか。そんなまごうことなき「アイドル育成」ゲームです。

 

■ここがすごいよアイドルマスターSideM

①個性が豊かすぎるアイドル達
それでは幣事務所のアイドル達を紹介していきましょう!
現在315プロダクションに所属するユニットは13ユニット、計46人のアイドルがいます。本当は一人ひとり紹介をしていきたいところですが、ユニットごとの紹介とさせていただきます。
また、ここで一つ前置きをしておきたいのが「あくまで私という1プロデューサーのの所感です」ということです。何せ明かされていないことも多々あるので多少なりとも解釈に差があると思います。
実際の彼らがどうなのか、ぜひご自身の目でお確かめください!

 

f:id:fumiko0w0:20161204113241p:plain

Jupiter(ジュピター)
向かって左から御手洗翔太、天ケ瀬冬馬、伊集院北斗
961プロダクション所属で「アイドルマスター2」またアニメ版アイドルマスターにも961プロダクション時代の彼らが登場しています。超有名なアイドルユニットでしたが、「自分達のパフォーマンスで頂点に立つため」に315プロダクションへ。

 

f:id:fumiko0w0:20161205231744p:plain

DRAMATIC STARS(ドラマチック スターズ)
向かって左から桜庭薫、天道輝、柏木翼。
元医者、弁護士、パイロットで理由も全くバラバラな三人。
性格も個性もバラバラな彼らは衝突(主に天道と薫が)ですが、トップアイドルを目指したいという思いは全員一緒です。Jupiterを除けば最も早く声のついたユニットであり、SideMというコンテンツを象徴に近いだと思います。

 

f:id:fumiko0w0:20161205231737p:plain

Beit(バイト)
向かって左から鷹城 恭二、ピエール、渡辺みのり。
ユニット名の通り、全員元アルバイトでした。しかし理由はそれだけではないようで……?衣装の通り、キラキラ王子様ユニットでユニット曲「スマイル・エンゲージ」では多数のおひめさまを生み出した。

 

f:id:fumiko0w0:20161205231729p:plain

High×Joker(ハイジョーカー)
向かって左から冬美旬、榊夏来、秋山隼人、伊瀬谷四季、若里春名。
もろにバンドですがTOKIOではないです。現役高校生アイドルであり、全員同じ学校の軽音部所属です。リーダーの秋山隼人を中心に自分達の手で作詞作曲も手掛けており、ストーリー内でもその姿を見ることが出来ます。

 

f:id:fumiko0w0:20161205231720p:plain

SEM(セム)
向かって左から山下次郎、舞田類、硲道夫。
全員元教師のユニットで、いや本当に教師なんだってば!!生徒たちに情熱を伝えるためにどうしたらいいか悩んでいた硲さんがJupiterのステージをきっかけにアイドルを志し、同僚であった二人を誘ったのがユニットの始まりです。ちなみに硲さんがSideM内では最年長となっています。

 

f:id:fumiko0w0:20161205231712p:plain

W(ダブル)
向かって左から蒼井悠介、蒼井享介。
元プロのサッカー選手であり、双子の兄弟です。勢いがよく、直感的な悠介と思慮深く冷静な享介と対象的な二人。ちなみに悠介がお兄ちゃん。元々サッカー選手であったこともあってか、プロデューサーのことを「監督」と呼んでくれます。あとたびたび「俺たちと監督の三人」っていってくれて監督は泣く。御察しの通り書いてる人は監督です。

 

f:id:fumiko0w0:20161205231704p:plain

FRAME(フレーム)
向かって左から木村龍、握野英雄、信玄誠司
消防士、警察官、自衛隊員と元公務員で結成されたユニット。元々の職業もあってか、真面目できっちりとした性格の三人ですが、どこか運に恵まれなかったり、顔がこわいと言われることを気にしていたり、かわいい姪っ子に対して過保護を発揮したりと可愛らしい隙もあるユニットです。ユニット曲がとてもニチアサ。

 

f:id:fumiko0w0:20161205231644p:plain

彩(さい)
向かって左から清澄九郎、猫柳キリオ、華村翔真。
茶道、落語、歌舞伎とそれぞれが日本の伝統芸能のプロであった和風ユニット。生真面目な九郎を賑やかで自由なキリオと翔真が引っ張りつつ、支えあっている関係。
ユニット曲は超和風トンチキソング。和風曲でこんなに賑やかにできるなんて!という新鮮な感覚の曲です。

 

f:id:fumiko0w0:20161205231653p:plain

Café Parade(カフェパレード)
向かって左から神谷幸広、東雲荘一郎、アスラン=ベルゼビュートⅡ世、卯月巻緒、水嶋咲。
※ご覧のコンテンツはアイドルマスターSideMです。
元々全員、リーダーである神谷がオーナーを務めるカフェ「Café Parade」の従業員でした。個性的でこだわりの強い彼らが自分が自分らしくいることが出来る場所、Café Paradeで今日もお客様をおもてなししています。

 

f:id:fumiko0w0:20161205231621p:plain

神速一魂(しんそくいっこん)
向かって左から紅井朱雀、黒野玄武。
元ヤンキーである二人が結成したユニット。とにかく熱く男気にあふれたユニットですが、朱雀は女の子が苦手だったり、玄武は猫アレルギーで朱雀がつれている猫が近くにいるとくしゃみが止まらなくなったりとかわいらしいギャップも目立ちます。

 

f:id:fumiko0w0:20161205231612p:plain

The虎牙道(ざ こがどう)
向かって左から円城寺道流、大河タケル、牙崎漣。
元武道家ユニットらしく、とにかくフィジカル!なユニット。どこか少年漫画の主人公とライバルのようなタケルと漣は喧嘩や競り合いも多いですが、二人を温かく見守る道流が店主を務める男道らーめんのラーメンはお気に入りの様子です。

 

f:id:fumiko0w0:20161205231604p:plain

Altessimo(アルテッシモ)
向かって左から都築 圭、神楽 麗。
元音楽家ユニット。どこか浮世離れしている都築さんをしっかりものの麗が支える、という構図のように見えて、責任感が強く生真面目な麗のこころを支えているのは都築さんです。元音楽家ユニットというだけあってユニット曲は荘厳で美しい。

 

f:id:fumiko0w0:20161205231542p:plain
もふもふえん
向かって左から橘志狼、岡村直央、姫野かのん。
元子役ユニットであり、最年少ユニットです。しかし子役であっただけに芸歴が非常に長く、プロ意識もかなり高いです。もちろん子供らしい側面もたくさんありますが、見た目よりもずっとずっとしっかりした頼もしいアイドルです。
ユニット曲である「もっふ・いんざぼっくす」はとにかく一回聞いてほしい。

 

f:id:fumiko0w0:20161205231008p:plain

F-LAGS(フラッグス)
向かって左から九十九一希、秋月涼、兜大吾。
元々秋月涼は前述の「アイドルマスターDearly Stars」のアイドルの一人で、876プロダクションでひょんなことから女性アイドルとしてデビューします。しかし男性アイドルとして自分の夢を叶えるべく、自身が男性であることを告白。そんな涼に影響を受け、「自分自身も変わりたい」とアイドルの扉を叩いたのが九十九と大吾の二人です。
夢のためにも、革命の旗を掲げ突き進む、力強いユニットです。

 

f:id:fumiko0w0:20161205231022p:plain

Legenders(レジェンダーズ)
向かって左から葛之葉 雨彦、北村想楽、古論クリス。
今年行われたアイドル候補生オーディションを勝ち抜き、現在発表されているユニットの中では最も新しいユニットです。
まだまだユニット間では「仕事は仕事、個人は個人」と個人主義が目立ちますが、これからどうその関係性が変化していくのか。非常に先が楽しみなユニットです。

②イベントがすごい

ソーシャルゲームであり、一定スパンでイベントが切り替わっていくのですが、そのイベントがすごい。ちなみに一定スパンといっていますが、昼にイベントが終わり、その日の夕方に新しいイベントがスタートします。何このスピード感。
一定のポイントをためる、あるいはエリアクリアでストーリーを読み進めたり、雑誌というそのイベントに関する漫画を読むことができます。
アイドルなだけあって「ライブ」をしたり、CMに出たり、PVをとったりといったお仕事に関するお話なのですが、その中で「今までやったことのない仕事をどうするか」「どうやれば理想のアイドルになれるのか」「自分の武器は何か」という葛藤と戦っていく姿が描かれています。
それがまたイベントを重ねるごとに少しずつ、成長していくのがはっきりとわかるので思わず読んでいて熱くなったり、心配したり、涙したりと見ているこちらも成長できるようなストーリーが多いです。

f:id:fumiko0w0:20161205233628p:plain f:id:fumiko0w0:20161205233454p:plain f:id:fumiko0w0:20161205233526p:plain
相談なくアドリブ入れてたのにせ、成長してる……!

 

あと最近は劇中劇に力を入れているのかご丁寧に役名やストーリーまで用意してくれて、こちらとしては大歓喜。昨年まではこんなことなかったのに、と演技仕事がくるたびにもはやお祭りです。
個人的なお気に入りはSEMとCafeparedeの東雲、アスランが出演した「Best Game ~女神はどちらに微笑むか~」

f:id:fumiko0w0:20161205232833p:plain

The虎牙道、Beitが出演した「Cybernetics Wars ~機械仕掛けの反逆者~」

f:id:fumiko0w0:20161205232953p:plainサイバネはいいぞ

もちろん劇中劇だけではなく、「天才ディーラー役にどう向き合おうか」や「アクションを活かしたいのにワイヤーアクションがうまくいかない」といったその役や仕事に向き合う姿勢も丁寧に描かれています。

ちなみにもう終わったイベントも「思い出メモ」というアイドルをレベルマックスするなどでもらえるアイテムを使えば見ることが出来るので、気になるユニットだけでも見るのも手だと思います!

あとカードに関してはそのイラスト一枚で仕事の様子だけでなくいろいろと考えられるのも魅力です。
例えば毎月一回更新、アイドル達の休日を描いた「オフショット」ガシャ。
普段ならばユニット単位の仕事が多いこともあり、事務所で他のユニットとどういう風に誰と仲がいいのかはストーリー中の会話などから察するしかないのですが、

f:id:fumiko0w0:20161207221517p:plain

めっちゃうつっとるやーん!ちなみに全部で4ユニット被弾です。本当にありがとうございました。
元々ゲームが好きなメンバーがいて「今度格ゲー大会をする」「よくゲームをしている」というようなことは言われていたのですが、こんなかわいい光景が……。
ちなみに恭二(真ん中の彼)のTシャツに関しては

f:id:fumiko0w0:20161207222136p:plain
以前大阪でライブが行われた際にピエールが選んでくれたという裏話付き。

f:id:fumiko0w0:20161207222248p:plain

そしてこのキリオのオフショットに関しては「虎牙道の道流が店長である男道らーめん」に来ている+背後にある315プロアイドルのサインでもはや本人の姿はないのに移りこんでいるという……。
こういったこまごまとした仕掛けがカードだけでなく、たくさんしてあるのでゲーム内を歩くだけでもものすごく楽しいです。

③アイドルと声優とプロデューサーと

まずはこれを見てくれ。5分だけ時間をくれ。

youtu.be

こちらは昨年行われたSideMの記念すべき初ライブです。
CDのリリースイベントなどは行われていましたが、ライブとしては初。そしてアイドルマスターというコンテンツの特徴でもありますが、声優さんは「初めて役名のある役をもらった」という方もいて、人前で歌って踊るというのはこれが初めてな方も珍しくありません。
このライブ最後のMCで秋山隼人役の千葉翔也さんがこんなことをおっしゃっていました。

「隼人はどんな思いでファーストライブに立つんだろうなって目を閉じたときに、その時隼人が僕の声で笑ってて、」

個人的にはもうこれを聞いた時、胸がいっぱいになりました。声優とアイドルはイコールではないけれど、でも、どの方も「315プロ」のアイドルとして、彼らの「声」として相棒として、良き友人として、真っ直ぐにアイドル達に寄り添ってくれます。プロデューサーとして、彼らのファンとしてこんなに嬉しいことは他にありません。いつだって真摯に向き合ってくれる、こんな素敵な人達と出会えることもアイマスの魅力の一つだと思います。

また、このライブは結成5年目にしてようやく揃って立つことができた、Jupiterとしての始まりのステージでもありました。
Jupiterに、そしてJupiterで居続けてくれた三人に、ずっとずっと見せたいと思っていた緑色のサイリウムで埋め尽くされた光景、BRAND NEW FIELDの前奏、力強いハイタッチとともに現れた三人の姿は何度思い出しても胸にせまるものがあります。

少々感傷的になってしまいましたが、もう!とにかく楽しくて感動して夢がかなったライブでした。あのステージは間違いなく、315プロダクションが魅せてくれた「アイマス」のステージだったと思います。

■どこで彼らと出会えるか

ここまでとにかく自分の思いをぶつけるだけぶつけてきましたが、「そもそもどこから手を出せばいいの?」という説明をここにきてようやくしたいと思います。

①ストーリーあれこれ
まずは本編ともいえるゲーム、こちらはモバゲーにて配信中です。ちなみにブラウザ版もアプリ版もあるので、携帯の容量がない!という方にはブラウザ版をお勧めします。ちなみに今は粋な計らいでマイページに雪が降ってます。もはや毎年恒例です。

そしてコミカライズ、アイドルマスターSideM ドラマチックステージ」
DRAMATIC STARS、High×Jokerを主人公とし、本編とはまた違ったお仕事をする彼らを見ることが出来ます。どんな子がいるのかな!というまずは雰囲気を見てみたいという人におすすめ。

②CDあれやそれや

ST@RTING LINEシリーズ…各ユニットのデビューCDという位置づけになっており、ユニット曲2曲、ドラマパート2本、そして全ユニット共通曲である「DRIVE A LIVE」を収録。ドラマパートでは普段はあまり関わりのない他ユニットとの関係も描かれています。

2nd ANNIVERSARY DISC…1stライブに出演した6ユニットによる二周年記念シリーズ。DRAMATIC STARSとHigh×Joker、BeitとSEM、JupiterとWのユニットを超えた楽曲、各ユニット曲を収録。ユニットの特色を強く押し出した名刺代わりともいえるST@RTING LINEシリーズとはまた違う、アイドルとして成長した彼らを見ることが出来る楽曲。

ORIGIN@L PIECESシリーズ…なんとソロ曲シリーズもスタートしました!各CD5名のソロ曲が収録されており、現在絶賛リリース中。また地域をめぐるがテーマの一つとなっており、リリースイベント、そしてゲーム内でのイベントで全国行脚をしています。北海道、仙台、そして次回は名古屋を舞台に新鮮なメンバーで駆け巡ります。

そして先日行われたST@RTING LINEシリーズの最後のリリースイベントにて全体曲の発売が決定しました!とうとう!全員で歌う!!46人全員で!今からワクワクと良曲の気配が止まりません。

ちなみに全曲Youtube、ゲーム内で試聴可能です。作業のお供にどうぞ。

③ライブ

「でもどうせなら実際に歌ってるところもみたいなー」とお考えの貴方、朗報です。

youtu.be

来年!2月11日、12日にセカンドライブが開催されます!ドンドンパフパフー!!

チケットの販売は終了していますが、ライブビューイングが行われます!その数なんと全国80館!なんと全国83館に増えました!いや多いな!?改めて見ても多いな!?
正直なんでいきなり数をどんと増やしたのか、ランティスの思惑は不明ですが、とにかくもし興味があればぜひ!!!サイリウムもなくてもコールわからなくても大丈夫です!315プロダクション自慢のアイドルの晴れ舞台、ぜひ見に来てください!!

■総括

ここまで宣伝も含めて長々と話してきましたが、書きながら改めて彼らのことがとても大好きだなぁとしみじみしました。
SideMは今年でようやく二年目を迎えた、アイマスの歴史の中でも、コンテンツとしてもまだまだ始まったばかりです。
きっとこれから先、アイドル達もゲームそのものも声優さんたちも大きく成長していくのでしょう。彼らとともに歩む、最高の瞬間はまだまだ、これから。
もしこの私の怪文書じみた宣伝で興味を持ってくれればうれしい限りですが、私のつたない語彙では伝えることのできない魅力がアイドル達には山ほどあります。
ですからそんな素敵なアイドル達との出会いの一歩に、この記事がなれば幸いです。315プロダクションはいつだって扉を開いて新たなプロデューサーをお待ちしています!!

■追記
今年のクリスマスの私の担当アイドルがあまりにもかっこよすぎるので自慢させてください。

f:id:fumiko0w0:20161208235808p:plain

 

■あわせて読んでほしいものあれこれ
Jupiterが5年越しのアイマスステージへ! 「THE IDOLM@STER SideM 1st STAGE~ST@RTING!」 | マイナビニュース http://news.mynavi.jp/articles/2015/12/07/sidem/
315 - テラシマ流星群 http://blog.livedoor.jp/terashimatakuma/archives/2296471.html(1stライブ後の天ケ瀬冬馬役寺島さんのブログ)
一人の男の子アイドルがアイマスをつないだ日 - 「THE IDOLM@STER SideM ST@RTING LINE 13・14・15発売記念イベント」 | マイナビニュース http://news.mynavi.jp/articles/2016/11/20/sidem/